「キャットフードならなんでもいい」…じゃないんです。
5種類の表示で分けられている…タンパク質、穀物、ミネラル、添加物…
あーなんだかよくわかんない!!
難しすぎるーー!
との声が聞こえてきます。
私も[脳みそ遮断]で眠くなってきます。
簡単にいえば
- 合成の酸化防止剤を使っていない
- タンパク質が多いもの(30%以上が好ましい)
- 1番目の原材料名が肉類のもの
を基準に選ぶということです。
猫は肉食。
肉です。
大切な愛猫に美味しい毎日と健康を考えてフードを選ぶ。
ちょっと難しいけど可愛い猫ちゃんが喜んで食べてくれるように
詳しく説明していきます。
キャットフードは5種類の表示
総合栄養食と書いてあるものがキャットフードの主食(ごはん)になります。
ペットフード公正取引協議会によって基準を満たした商品が総合栄養食です。
他に食事療法食、栄養補助食、間食、一般食があります。
- 総合栄養食……日頃の健康維持のため、主食
- 食事療法食……体調維持のため、獣医師の指導のもと治療を補助するフード
- 栄養補助食……特定の栄養を補うため、サプリメントなど
- 一般食………嗜好増進のため、おかず、おやつ
- 間食……ご褒美などにあげるおやつ
一般食だけだとおかずやジャンクフードだけを食べさせるようなもの。
毎日のごはんは総合栄養食にしましょう。
主食のごはんは総合栄養食
総合栄養食は必要な栄養がバランスよく摂取でき健康を維持できるフードのこと。
毎日のごはんは総合栄養食と新鮮なお水で大丈夫ということになります。
食事療法食
治療の内容に合わせて栄養成分を調整して治療を補助するフードのことです。
総合栄養食とことなり明確な基準がないのでメーカーによって差があります。
変更するときは注意が必要なので獣医師の判断のもと与えるようにしましょう。
栄養補助食
健康維持を目的としたサプリメントなど。
特定の栄養の調整やカロリー補給などを目的としたものです。
なので総合栄養食と一緒に食べさせます。
一般食
総合栄養食と一緒にあげましょうと書かれているので
一般食はおかずのようなものです。
缶詰に多いので表示に気を付けて選びましょう。
一般食だけだと栄養が偏ってしまいます。
総合栄養食と一緒にあげるか、おやつとして与えましょう。
間食
人間も大好きなおやつ。
食べすぎには注意です。
おやつは1日当たりのエネルギー所要量の20%以内です。
爪を切った後、シャンプーの後などのご褒美としてあげるのがいいですね。
ブラッシングの後におやつをあげれば嫌がらずにブラッシングさせてくれるかも。
ドライフード
一般的にカリカリと呼ばれて手軽にあげれるのがドライフード。
朝に食器に入れて会社に出勤しても、ちびちび食べる猫でも、置き餌にしている子猫ちゃんでも
対応できます。
酸化して成分が変化して食いつきが悪くなるので1ヵ月以内に食べきるサイズを購入するのがベスト。
ウェットフード
食事と一緒に水分をとれるのがウェットフードの良い所です。
なかなかお水を飲んでくれない猫ちゃんは水分補補給に。
でも傷みやすいので一度の食べきる量であげましょう。
おいしそうな匂いがドライフードより強いので猫はウェットフードが好みかもしれません。
プレミアムフード
高品質な総合栄養食は「プレミアムキャットフード」と言われてます。
プレミアムというと高級なとか上等ななどの意味ですが、規定があるわけではありません。
アメリカやヨーロッパは製造の明確な基準があるので海外のフードのことを
「プレミアムキャットフード」とよんでいるイメージです。
日本では2009年までペットフードの法律はありませんでした。
日本よりペット先進国の海外のキャットフードのほうが安全性は高いと思います。
アメリカはAAFCO米国飼料検査官協会、ヨーロッパではFEDIAF欧州ペットフード工業会連合のガイドラインがあります。
日本のペットフード公正取引協議会の規約はAAFCOの基準に従っています。
キャットフードの選び方
ポイント
- タンパク質と脂質が豊富か
- 原材料の1番目は肉類か
- 粗悪な原材料が入ってないか
- 有害な添加物は入ってないか
- アミノ酸、ビタミン、ミネラルがバランスよく配合されてるか
原材料は割合の多い順に記載する決まりなので1番目の原材料名は
「そのフードの中で最も多く使われている原材料」になります。
猫は肉食動物です。
原材料の1番目に肉類が書いてあるキャットフードが望ましいです。
粗悪な原材料…とはどんなものなのか?
それは肉や脂肪がどんな種類かわからないものです。
ダメな例ーー肉類、穀類、ミートミール、肉紛、動物性油脂、ビートバルブなど
良い例ーー鶏むね肉、牛レバー、鶏脂
見ただけでどんな動物のどの部位を使っているかわかるものを選ぼう。
有害な添加物……BHT、 BHA、エトキシキン、亜硝酸ナトリウム、合成着色料(赤色102号、黄色5号など)
酸化防止剤はローズマリーや緑茶の抽出物などの天然成分であれば問題ないです。
まとめ
猫は犬よりも高タンパク質が基本なので必須のビタミンや脂肪酸は犬よりも多いのでドックフードでは健康に育ちません。
ちゃんとキャットフードをあげてください。
猫は新鮮な食べ物を好む動物なので少ない容量のパッケージが理想です。
1ヵ月でなくなる量ぐらいですかね。
キャットフードを選ぶときに「なんだかよくわからなくなっちゃった」と思った人は
- 合成の酸化防止剤を使っていない
- タンパク質が多いもの(30%以上が好ましい)
- 1番目の原材料名が肉類のもの
この3つを考えながら選ぼう。
お水を忘れずにしっかりと取って、健康をキープしよう。
猫は「肉食」
安全と健康を考えて
おいしい食事を!